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グリーンデビル
2011年06月29日 (水) 18:53 | 編集
雲間から肌が焼け付くような光線が降り注いだ今日の魚沼。本当にうだる様な陽気でした。


梅雨が明ければこんな日が続くのかと思うと少し複雑ですね。今の方がまだマシかも…。


今日の一枚。野池からの帰り道、山際の畑脇にポツンと座っているヤギを発見しました。


聞けば、こうして獣を放しておく事であの厄介な猿達が畑に寄ってこないのだそうです。


のほほんとしている様で実はきちんと仕事をこなしていたんですね。警備主任、お疲れ様。



さて、先日に引き続き本日も稚魚池の糸張り作業。まだまだ無我の境地は続くのです…が!


作業を始める前に池の様子を確認した所、身の毛もよだつ光景が目に飛び込んできました。

_MG_9535.jpg

水中全体に広がる無数の淡い緑の綿の様な物体。これ、何かわかりますでしょうか??


多くの生産者がその対策に頭を悩ます野池の憎き緑悪魔。その正体は…アオミドロです!


とにかくこいつが水中で繁殖すると稚魚の飼育上まずロクな事がありません。なぜか?

_MG_9575.jpg

答えはこちら。手で掬ってみるとわかりますが、アオミドロは非常に細かい繊維同士が


複雑に絡み合いその保水力は抜群。そのため網を引く際に大きな負荷が掛かるのです。


たかが水草とあなどってはいけません。一池分のアオミドロの重さときたら、大の大人が


2人掛かりで全力で引っ張っても、まったくビクともしない程の重量になるのです!

_MG_9573.jpg

特に注意が必要なのはそれでも無理して網を引いてきた場合。網の中のアオミドロに


体の小さい稚魚達が水草に巻きこまれ、内部の圧力で死んでしまう事があるのです。


これから選別作業が本格化すると、連日の様に稚魚池では引き網を引く事になります。


こうしたアオミドロが立った池では網を引く前に一回一回池の掃除をする必要があり


その作業だけでぐったりしてしまいますから、相当に作業効率が低下してしまいます。


除草剤で駆除すればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、中の稚魚達の事を


考えると錦鯉が入っている状態での薬剤散布は可能な限りは行いたくありません。


となれば、結局は人が池に入り手網で掬う事になるんです。恐ろしい作業量ですよ


これらを一撃で根こそぎ除去できる方法があれば養鯉界の救世主になれるのですが…


また今年もこの緑悪魔との壮絶な戦いが始まるのか…。今から心しておかねば。