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黒仔拾い
2013年06月24日 (月) 23:18 | 編集
スーパームーン効果が継続中の魚沼の夜。糸張りくらいなら出来そうな程の明るさですね。


今日の作業で一通り全ての稚魚池に毛仔が入りました。連日の子採り作業も一段落です。


さて、本日は昭和の「黒仔拾い」という作業を行ったのでその様子などをお届けしてみたいと


思います。「黒仔」とは何ぞや?という方も多く居られると思いますので、まずは下の写真を


ご覧下さい。こちらは今日池に放した昭和三色の毛仔(=稚魚)なんですが、体が黒い稚魚と


白い稚魚(黒仔に対して『赤仔』などと呼びます)が混じっているのがわかりますでしょうか。



黒仔拾いとは読んで字の如くここから黒い地体を持つ稚魚だけを拾う作業なんですが、これは


昭和三色や白写りなど一部の品種で池入れの前に行う一次選別に値する作業なんですね。


小さな稚魚を一尾ずつ拾うのはやはり結構な時間が掛かるので見た目の地味さとは裏腹に


しんどい作業なんですが、ちょうど良い機会ですので今回はそもそもなぜこんな作業が必要


なのかという事を簡単にご説明してみようと思います。三色という品種を簡単に図解したのが


下の概念図(再利用)なんですが、これはつまり、昭和三色という品種は地体が黒くないと


成長しても一向に墨が出てこないという事なんです。ちなみに大正三色の方の毛仔は全て


赤仔で生まれてきますので、同じ三色と言っても大正三色と昭和三色では根っこから全く


異なる品種だという事が毛仔を見るとよく分かりますよね。そのため稚魚の段階から黒の


地体を持つ黒仔だけを選んで育てる必要があるんですよ。ちなみに前回の話と少しかぶり


ますが遺伝子的には赤仔の方が優勢で屈強らしく、赤仔と黒仔を分けずに飼うと黒仔側は


駆逐されてまぁまともな昭和は出ないと思いますよ。黒拾いをしないなんて事はないので


これは先輩鯉師の方から聞いた話(一腹分を無選別で放したとか。豪快過ぎる…)や私の


実感を交えた推測ですが概ね間違い無いと思います。これが黒仔拾いを行う理由ですね。

概念図

今年はメスを若い親に変えてみたんですがどんな仔が出るでしょうか。楽しみです♪ (^^

2013_554.jpg

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