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大家族スペシャル
2010年10月06日 (水) 18:36 | 編集
しとしとと降る秋雨を浴びながら、今日もガシガシ池上げが続いております。



今日鯉を上げてきたのは少し、いやかなり問題のあった池なのです。いわゆる大乱交問題です。


何のこっちゃという話になるかと思いますので、ここで少し補足を致します。


あまり知られていないと思いますが、基本的に市場で取引されている錦鯉のほとんどはメスです。


鯉という生き物はどうもメスの方がオスよりも体が大きく、ふっくらとした体系になるみたいです。


当然、お客様としてもそういう体がずっしりしていてどんどんデカくなる鯉を欲しがる訳です。


よって、雄雌で値段が0ひとつどころか二つぐらい違うなんて話はザラにあるのです。


勿論オスが居なければ繁殖も出来ないので居る事は居ますが、市場では本当に少数派。


錦鯉の世界は大奥みたいなもんだと想像してもらうと丁度いいかも知れませんね。


ここに写っているのもほとんどがメス。というか、オスは同じ池に居てはマズイのです。

_MG_72280005.jpg

_MG_72320003.jpg

室内生簀でもオスとメスは別の生簀になっています。念のため。

_MG_72410002.jpg

錦鯉の雌雄の判別はプロでも難しく、成長して白子が出たらオスかなー?という感じです。


しかし中には白子が出ないのにオスだったり、良くわからない固体も居て本当に難しいのです。


ですので、まだ性的な差が見えづらい2才くらいまでの鯉は性別不明で売られていたりします。


さて、ここまでを少し整理いたしますと、


「大半のお客様は体の大きな鯉を欲しがる」→「生産者はそのため体がデカくなりやすいメスを育てる」


こういう構図になります。わかりやすいですね。


しかしですよ。仮にメスばかりの池の中に数匹のオスが混じり込んだら、どうなると思います?


もう一度一枚目の写真をご覧下さい。ここに写っているおびただしい数の小さな鯉達。


これ全て酒池肉林の大乱交の果てに生まれた、誰が誰の仔かもわからない与太郎達なのです!


男代表として言わせて貰えば凄く羨ましいシチュエーションなのですが、これが大問題。


イチオシ鯉を大きくするためにせっせとあげている餌を、こいつらが全~部食べてしまうのです。


その食欲たるや怒涛の勢い。どういう訳かこうした与太郎達は他の当才よりも剛健に育つのです。


こうしていったん与太郎が発生するとお手上げです。もうほっとくしかありません。


なんせ下手に網を引いて期待の鯉に傷なんかつけたら商品になりませんから。


ひとまず与太郎も全て上げてきましたが、これがこの池だけで軽く数千匹。どんだけ大家族だよ。

_MG_72420004.jpg

まぁこうして生まれる新品種などもあるので、後はそちらに期待するしかないのですが…


明日の選別でどれだけモノになる鯉が出るか。せめて餌代ぐらいにはならんと悲しいなぁ



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