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2011年02月01日 (火) 12:16 | 編集
大雪も小康に向かうと聞き期待していたのですが、現在の所これまでとなんら変わり無し。


小粒ながら雪が断続的にハラハラと舞い落ちてきます。これが本当に止むんでしょうかね。


最近は雪の話ばかりなので、精神的な休憩がてら少し雑記など書かせて頂きたいと思います。


写真を撮る時に一眼レフのマニュアル撮影モードを良く使うようになったのですが、


何千分の一を切り撮る高速シャッターが最近、個人的にすごく楽しいのです。


被写体が普段見慣れているものほど、一瞬を切り取った時の驚きは大きいですね。


本日は融雪のため屋根から落ちてくる水滴をタイミングを撮りながら撮影してみました。



跳ね返りが作るクラウンを狙っていたのですが、あいにくながら設定した制限時間をオーバー。


最近はアラームをセットしながら撮影しています。これなら超集中モードに入りませんから


特に水のような液体は撮っていて飽きませんね。踊っているような仕上がりも面白いです。


北斎の代表作、富嶽三十六景の中の一枚「神奈川沖浪裏」、皆様一度はご覧になった事がありますね。


本谷有希子氏の小説「生きているだけで、愛」にこの作品にまつわる興味深い話が収録されています。

800px-The_Great_Wave_off_Kanagawa0001.jpg

著者の本谷さん曰く、この飛び散る波しぶきを科学的に解析したテレビ番組が昔あったそうです。


様々な検証が行われた結果、なんとこの江戸時代の版画が1/5000でシャッターを切った時の写真と


ほぼ同じ仕上がりであるという結果が出たと言うのです。ちょっと信じられない様な話ですね。


少し調べましたが残念ながら当時の番組などは発見出来ず、結局真相はわかりませんでした。


当然江戸時代に一眼レフはありませんから、北斎は見た波を己の想像力だけで描き上げた事になります。


一瞬を切り取る並外れた洞察力と描写力です。まさしく彼は超一流の表現者だったのでしょう。


そんな天才北斎が見ていた景色を、高速シャッターは現代に疑似再現してくれるのです。


彼が見ていた一瞬の世界を、しばらくはこの方法で追いかけてみようと思います。


いったい何が見えてくるのか。これからが楽しみです。

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コメント
この記事へのコメント
5000分の1
こんばんわ
降雪は一段落しましたでしょうか?

僕は偶然、この番組を見ていましたよ。
人造波を、津波の研究所でおこし、波が押し寄せる狭い水路の上からの撮影でした。
撮影したのは、ハワイで波をとっているプロの
カメラマンでした。
シャッター速度を徐々にあげていって、撮影し
たしかに500お分の1秒でとった波頭は北斎の
波頭でした。
北斎にはみえていたのでしょうか。

そういえば、レオナルドダヴィンチの流れる水のデッサンも負けないくらいすごいとおもいました。
2011/02/02(水) 21:25:39 | URL | 描き人 #-[編集]
Re: 5000分の1
描き人さん

コメントありがとうございます。
今日は終日好天に恵まれたので、
久しぶりに伸び伸びと過ごす事が出来ました。
今後もこういう日が続いてくれるといいのですが。

なんと、実際にご覧になられていたとは驚きです!
そのような検証方法だったのですね。何とも興味深いです。
恐らく目に加えて、想像力もフルに用いて創作に臨んだのだろうと思います。
その結果が、1/5000の高速シャッターと同じ領域まで到達していたのですから本当に凄いです。

ダヴィンチの水のデッサンですか。今まで知りませんでした。
また少し調べてみようと思います!貴重な情報、ありがとうございました!
2011/02/03(木) 01:30:24 | URL | ベン   #-[編集]
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