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十尾十色
2011年02月18日 (金) 14:27 | 編集
寒気が過ぎてやれやれと思っていると、気温が上がったためか現在雨が降っている魚沼です。


こうなると外仕事は大変。少し動いてみればわかるのですが、雪の方が雨より濡れないのです。


少しずつですが、季節は着実に進んでいるようです。春よ来い。ユーミンが聴きたくなりますね。


今日は当才(=1才)の様子を見てきたついでに、白写りを何尾か適当に拾い上げてみました。


全て去年に生まれた小雪の子なのですが、それぞれよく見ると墨の具合が違っていますね。

_MG_07960002.jpg

同じ池、同じ水、同じ餌を与えて育てても墨の具合や体の成長に差が出るのは面白いですね。


今回拾ったのは比較的どれも墨が出ていましたが、時には白鯉と見間違うような鯉も居ます。


ここが白写りの難しいところなのですが、墨は早くに出ていれば良いという訳でも無いようです。


勿論早くに墨が決まれば商品としては見栄えが良いのですが、その後の成長までは読めません。


当才の勢いそのままに、墨があまりに強く出過ぎればまるで黒鯉のようになってしまいますし。


かといって、薄墨の白鯉のような鯉の墨がいつになれば出てくるのか。これまた読めません。


まだかまだかと待っている内に、気付けば生簀の肥やしになっていたなんて鯉も出てきます。


まぁこの思い通りにならない墨の個体差そのものが白写りの魅力だったりするのですが 笑


その為、この品種と長いこと付き合うには飼う側に相当な根気と適度なおおらかさが求められます。


「とにかく何でもいいから各品評会でバンバン使えるような、即戦力の鯉が欲しい!」


という様なお客様にはやや不向きな品種と言えるかもしれません。なんせ思い通りになりませんから。


この品種にその様な刹那的な完成度を求めると終始イライラして終わり、という事になりかねません。


貴重な時間とお金を掛けて嫌な思いなんて誰もしたくありませんよね。ならば他の品種が吉、ですよ。


じっくりと一尾一尾の成長と向き合いながら、少しずつ変わっていく様子を気長に楽しみましょう。


腰を据えて、目の前の一尾と付き合ってみるのが恐らく正解ですよ。多少模様や体系が悪くても、


毎日顔を合わせていれば、欠点に見えた部分が可愛く思えてくるものです。人間と同じですね 笑


しかもそんな鯉に限って、後々見違えるような大成をする事があるのですから本当にわかりません。


まさに十尾十色。全く思い通りにならない白写りの世界。僕は、こういうのが結構好きなんですよ。

_MG_07850003.jpg

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コメント
この記事へのコメント
写真で判断
写真で判断するのは、なんですがベンさんの白写りは、白地がいいですね
今後が楽しみですね~
ベンさんの白写りを、自分の池に入れたいです。
2011/02/18(金) 22:46:30 | URL | ノリ #6ksA11eg[編集]
Re: 写真で判断
ノリさん

お褒め頂きありがとうございます。
父は毎年の事だからか淡々としていますが、
自分はこの子達に今一番期待しているんです。
好きな品種はどうしてもひいき目で見てしまいますね 笑

確かに、写真は現物以上に綺麗に見えてしまう事があるので、
最終的にはやはり実物を見て判断して頂くのが一番ですね。

春になれば鯉にも負担を掛けず移動が出来るかと思いますので、
頃合を見てぜひ遊びに来て下さい。お待ちしていますよ(^^
2011/02/19(土) 00:07:48 | URL | ベン   #-[編集]
そうなんですよ
そうなんですよ、

今はインターネットで、写真や動画で鯉を販売してるですが、お手頃な鯉ならば、構わないですが、本当に良いものならば、実際見て決めないと。
僕では、鯉の判断つかないです。
2011/02/19(土) 00:23:39 | URL | ノリ #zngt.GCw[編集]
Re: そうなんですよ
ノリさん

今はWEB上で誰でも気軽に鯉が買えるようになった反面、
多くの実物に触れてから購入するという機会が少なくなりましたからね。
鯉そのものも大事なのですが、実際にその鯉が生まれた土地に行ったり、
その鯉を生産している人に会う事でより錦鯉への理解も深まるのですが…
これは近くに気軽に行ける養鯉場が無いと、中々難しいのかもしれませんね。
2011/02/19(土) 10:51:53 | URL | ベン   #-[編集]
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