-- 最新の記事へ --
先人の知恵
2011年02月21日 (月) 11:33 | 編集
今日も良く晴れ過ごし易い陽気となっている魚沼。こんなに好天が続いたのはいつぶりでしょうか。


昨日は日中に気温がかなり上がったため、融けた雪が今朝は全てつららになっていました。


一晩でこれだけ大きくなるのですから驚きますよね。最近の寒暖の差が目に見えるようです。



今朝も少し家の周りを歩いてきたのですが、裏山への入り口に何か黒いものが撒かれていました。


あたり一面の雪上に点々と残る黒い跡。これ、なんだかわかりますか?

_MG_09180001.jpg

実はこれ、秋に稲藁や木の枝なんかを燃やした跡に残った灰なんです。寄るとほら、この通り。


そういった灰を捨てずに取っておいて、春へと向かう今時期にこうして雪上に撒くのです。

_MG_09080002.jpg

「何のためにこんな事してんの?」と思われる方が居るかもしれませんね。少し考えてみましょう。


この謎を解く鍵は小学校の時の理科の実験。黒いゴミ袋を温めて飛ばしたりしませんでしたか?


自分は実験が大好きでしたから良く覚えています。黒は白よりも熱を蓄える性質があるんでしたね。


そう、この灰は通常は光を反射するため溶けづらい雪を早く溶かすために撒かれたものだったのです。


実際に撒いていない所とは融雪スピードに結構な差がでますから、効果はちゃんとあるようですね。


しかも天然の植物を燃やした残りカスですから、環境への負担はほぼゼロ。むしろ肥料になります。


メディアからはエコだのロハスだの生物多様性だの耳障りのいい言葉が聞こえてくる現代ですが、


流行のエコポイントも物が売れれば、買い換えられた古い方は大半がゴミになる構図は相変わらず。


一方、灰が撒かれたこの辺りからは毎年春に様々な山菜が採れ、きちんと物質循環が出来ています。


先人達が暮らしの中で生み出した知恵の方が、余程理にかなっているのですから頭が下がりますね。


わらび、ぜんまい、ふきのとう…いずれも顔を出すまではまだまだ時間が掛かりそう。


裏山の雪解けを気長に待ちながら、山菜が運んでくる春を待ちたいと思います。

関連記事
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL :
コメント :
パスワード :
秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック