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日本三大奇祭 裸押し合い祭り
2011年03月04日 (金) 10:18 | 編集
今日も鉛色の空から小雪が落ちてくる魚沼です。しばらくはこの陽気が続くのでしょうか。


昨日3月3日は全国的にはひな祭りが行われる日でしたね。どんな風に過ごされましたか?


色鮮やかなひな壇が出され甘酒が振舞われたりと、子供にとってはちょっぴり優雅な一日です。


しかしここ魚沼(特に旧大和町浦佐地区)の住人にとっては、この日は別の意味合いをもっています。


なぜなら日本三大奇祭のひとつにも数えられる裸押し合い祭りが毎年盛大に行われるためです!


祭りの起源などはリンク先を参照して頂ければと思いますが、これがまぁとにかく迫力満点!


窮屈な本堂にサラシ一丁(真冬の新潟ですよ)の男達が集まり、「撒与(サンヨ)!撒与!」と


独特の音頭をとり合いながら、若者から壮年までの男達が文字通り押し合いへし合うのです。


散与とは「撒けよ、与えよ」という意味で、実際に餅が撒かれたりします。それを取り合うのです。

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老いも若きも関係なく、本堂の中で男達がぶつかりあります。酒も入っていて一種のトランス状態。


というか、通常の精神状態ではこの輪の中には入れませんね。異様な熱気が充満していきます!

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熱を帯びた人の塊の頭上から容赦なく真水が浴びせられると、水蒸気が勢い良く立ち登ります。

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ボルテージが上がってきた所を見計らい、更に巨大な蝋燭(40kg近い重さ)を持った男達が参戦。

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更に熱を帯びていく堂内。この間、延々と「撒けよ、撒けよ」や「散与」といった音頭が続きます。


祭りが終わる頃には声が枯れて出なくなるといいますから、実にハードな祭りと言えますね。


この祭り、実際にその場に居ると良くわかるのですが、明らかに皆の顔つきが違います。


あんなに大変な事をしてるのに、本当に皆いい顔してるんですよね。死んだ顔の人が1人もいない。


こうした異常な雰囲気をきちんと一年の節目で作り出す「祭り」ってやっぱり大切だと感じますね。


定期的にこうした場を経験する事で、いつもの日常の風景もきちんと意味合いのあるものになる。


異常が日常から切り離されすぎたせいで、日常が薄くボケているのが現代の傾向だと思います。


特に理由は無いのに、日々がつまんないなぁなんて感じたら祭りに行くといいかもしれません。


そこにはちゃんと場の異常性がありますから。平常と異常のバランスが修正されると思います。


それならこの裸押し合い祭りはまさにうってつけ。これほど傍から見て異常な祭りも珍しいでしょう。


純度100%、混じりっけ無しの男達の祭典 最高ですよ。


男達の汗と怒号が飛び交う毘沙門堂に、来年はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?


この背中の感じがまた、カッコいいんだよなぁ

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コメント
この記事へのコメント
すごい祭りです、一族の旅行で浦佐の鮎簗場と謙信ゆかりのお寺に行ったことを思い出しました。
秋田にも血の気が吹き出すような祭りが色々ありますが、酒飲んでコタツが定番の怠け者には命が幾らあっても足りない感じがします。
新潟の業者オークションに和田さんの鯉も紹介されていて拝見しました。
落ち葉しぐれと浅黄いつか求めたいと思いつつ、今まで譲っていただく機会もお金もなく今に至っています。
あそこに出ている鯉たちは我々では手の出ない値段がつくのでしょうね。
鯉を拝見しながらため息が出ました。

2011/03/04(金) 13:11:18 | URL | decodeco1950 #-[編集]
Re: タイトルなし
decodeco1950>

浦佐にいらした事があったのですね。
天地人ブームはもう落ち着いてしまいましたが。
裸押し合いが行われるこの日は普段静かな町が
活気付いて本当に賑やかになります。
ぜひ機会があれば一度ご覧下さい。勇壮ですよ。

あんな小さな記事にまで目を通して頂きありがとうございます。、
他の有名生産者に混じってウチがどこまでやれるか、勝負ですね。
これは鯉に限らずではありますが、モノが良ければ良いほど程、
値段も高いんですよね。バッグやジュエリーなんかもそうです。

ですが私は高級な鯉でなければ価値が無いなどとは全く考えていません。
大切なのは、鯉と関わる時間をいかに意味あるものに出来るかと言う事ですから。
そのきっかけをいくつか用意してあげるのが、今後の我々生産者の役目だと考えています。
後はそれを実現するべく、目的をしっかり持って頑張るだけですね。
2011/03/04(金) 22:51:43 | URL | ベン   #-[編集]
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