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雨ニモマケズ
2011年04月19日 (火) 11:27 | 編集
屋根を叩く威勢のいい雨音で目を覚ました今日の魚沼。本格的な雨は久しぶりな気がします。


「こりゃ外作業は無理だなー」なんて窓から外を見てたんですが、ふと近くの雪上に何かを発見。


近付いて見ると、何やらザルやカゴのような農具が連なって雨ざらしになっていました。



これらはウチによく遊びに来るご近所のお爺さんが、村の山から切り出した竹で編んだもの。


一本の青竹の状態から節を取り、薄く細く裂いて編み込み、こうした農具にするのだそうです。


近寄ってみるとその繊細な仕事に惚れ惚れします。昔の人の手仕事って本当に凄いなぁ…

_MG_389100010002.jpg

そんな農具にカビが生えたら大変、と思い祖母に話すと「ありゃわざとなんだよ」という答えが。


聞けば、青竹を編んだ農具はそのまますぐに使うと逆にカビが生えて駄目になるんだとか。


こうして一月近くも天日にさらす事で青さが抜け、丈夫で強い道具に生まれ変わるそうです。


その間は雨が降ろうが一切放置。厳しい環境が丈夫な道具を作るなんて、人間みたいです。


一昔前は当然インターネットなんて無いですから、こういう事ってやりながら憶えたんでしょうね。


自分も毎年秋に雪囲いとかやるんですが、その度に縄の縛り方をいちいち習わないと駄目な有様。


大体の事はネットで調べればわかるという環境が、体で覚えるという能力を奪っているのかな。


極論、もっと不便な世界になった方が人間が持つ本来の能力は発揮されるのかもしれません。


だって、習ったってこんなカゴ簡単には作れないですよ。積み重ねた修練の賜物ですね。


昔からやっぱりこういう手仕事には憧れてしまいます。竹細工、今年は習ってみようかなぁ。

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コメント
この記事へのコメント
いい仕事しています。
素晴らしい腕前です。
大体が手作りで道具を賄っていた私の父の時代は仕事ぶりでその人の評価が違うほど、器用に良い仕事ができることは大事なことだったようです。

しかも父の口癖は「早く、良く、丁寧に」でどれがかけてもいけないそうで「巧遅は拙速に如かず」をもっとうにしている私など足元にも及ばないほどの仕事達者でした。

これを作ったおじいさん、体自体が財産の塊りになっていると私は思うのですが、こんな知恵が消えつつある日本とても心配になります。

これは手箕?でしょうか。

すばらしいです。

これを作ったおじいさんによろしくお伝えください。
2011/04/19(火) 18:07:39 | URL | decodeco1950 #Ut74yyLw[編集]
Re: いい仕事しています。
decodeco1950さん

お褒めの言葉、ありがとうございます。
きっと喜ぶと思うので今度お会いした時に伝えさせて頂きますね。
これくらい作れるようになれたら、きっと楽しんだろうなぁと思いますね。
2011/04/19(火) 23:42:17 | URL | ベン   #-[編集]
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