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引越し完了!
2011年06月20日 (月) 21:25 | 編集
連日うだる様な蒸し暑さが続く魚沼。お隣の小出町では早くも最高気温30℃を突破したとの事。


日本屈指の豪雪地帯にも関わらず夏のこの暑さ!せめてどちらか一方にならないものでしょうか…


今日の一枚。朝、日課の餌やりから帰ってくると何やら台所から甘酸っぱい香りが漂ってきました。


自宅裏に植えたイチゴが実ったのですが、かなり小粒だったため母がジャムにしてみたんだとか。


砂糖とイチゴ果肉のみで煮詰めたジャムは優しい甘さ。買い置きの食パン、速攻で無くなりました 笑



さて、今朝の段階で天気は晴れ。気温も安定していたため、稚魚達の引越しを予定通り行いました。


まずは産卵網の中に目の細かい網を入れ、それぞれの品種ごとにゆっくりと稚魚を集めていきます。


ある程度の量が集まったら、負担にならないように素早く水を張った容器の中へ移動させます。

_MG_8430.jpg

こちらが容器に移した段階。ウチの小さめの稚魚池ならばこれでちょうど一池分ぐらいでしょうか。


案外少ないなーと思われましたか?大量の卵を取っても、実際に池に放すのは結構少量なんです。


「勿体無い!多く入れれば入れただけ良い鯉が出てくるんじゃないの?」と、普通は思いますよね。


自分も生産に関わるまではそう考えていましたが、この話が想像以上に興味深いものだったんです。


生産者によっても諸説ありますが、父の話では一池に稚魚を多めに放しても少なめに放しても、


結局最終的に商品となるくらいの質をもった錦鯉の出現率はほとんど変わらないのだそうです。


むしろ数を多く放し過ぎてしまった時などは、逆に仕上がりがイマイチの傾向になるんだとか。


これは綺麗な段模様を持ったいわゆる「良い錦鯉」が、真っ白や真っ赤といった雑鯉に比べて


体質的に少し弱いため、池の中で生存競争に負けて駆逐されるからではないかと父は言います。


ですので、雑鯉の数が池に増えれば増えるほど良い鯉達の上がり方が悪くなると。なるほど…


もっともこの話を科学的に裏付けるような資料は存在しないために事実関係は保障できませんが


父の数十年に渡る生産者としてのキャリアから導き出された話ですので、説得力はありますね。


じゃあ数が少なければいいのかと言うと、それだと今度は外敵にやられて全滅もありえますので、


やはりある程度の数は入れないといけないんですね。何ともさじ加減が難しい問題なのです…。

_MG_8491.jpg

今回は例年より少しだけ薄めに放してみる事にしたので、ビニール袋に詰めて池へと向かいます。


後姿がなんだかサンタクロースみたいです。靴下に錦鯉の稚魚が入ってたら子供大泣きですね 笑

_MG_8453.jpg

あとは稚魚池の水と合わせ、ゆっくりと放して引越し完了。秋までここで暮らす事となります。


放したばかりはほとんど姿は見えませんが、すぐに指先くらいの大きさに成長するから驚きます。

_MG_8461.jpg

こうして昭和と白写り以外の品種は全て予定していた稚魚池に放し終えることが出来ました。


もちろんこの二品種を残したのには理由がありまして、実はこの二品種に関しては池に放す前の


豆粒の様な稚魚の段階で早くも選別作業が始まるんですね。まず池に入る事が第一関門なのです。


その作業、通称「黒仔拾い」の様子を明日はお届けしたいと思います。目を酷使するんだこれが…

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コメント
この記事へのコメント
恐らくリアルタイムで記事を書かれていると思うのですが、なんとも展開が早いですね。
卵を産み付ける藻の準備をしてたのがつい最近だった気がします。

全くの妄想ですが、錦鯉の出現率に関しては当人(鯉)達にも分からないんじゃないかと思います。

色々技術が進歩しているとは言っても、生き物の扱いとなれば長年の勘と考察の積み重ねの説得力が大きいですね。
2011/06/20(月) 23:44:45 | URL | Chill【チル】 #-[編集]
Re: タイトルなし
チルさん

孵化してからの稚魚達の成長は本当に凄まじいもので、
こうして記事を書く方が追いつかないくらいなんですよ。 
おかげでネタには一切困る事がないので助かりますが 笑

錦鯉達は何を基準に選別されているかもわからないでしょうね。
自分の背中なんて、彼らは一生見ることは無いでしょうから。

毎年微妙に変化する自然の中で生き物を相手にするというのは
机の上で弾き出した数値よりも勘に寄る所が大きいのだと思います。
それを身につけるというのはこれまた何とも難しいのですが…(^^;
2011/06/21(火) 08:39:46 | URL | ベン   #-[編集]
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