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第一選別開始
2011年07月19日 (火) 21:17 | 編集
台風のためか終日厚い雲に覆われていた魚沼。雨が降らなかったのが幸いですね。


選別作業初日は無事終了。目に付く錦鯉も結構居ましたので今後が楽しみですよ。


今日の一枚。夕食後、ふと外に出てみると近くの山の上に大きな虹が出ていました。


特に雨が降った訳でも無いのにこれだけはっきりとした虹が出るなんて…不思議。


どうも吉兆には見えませんし、なにかの前触れとかじゃないといいんですが…。



さて、先月の産卵からおよそ一ヶ月が経ち、今日から稚魚池の選別を始めました。


手始めに取り掛かったのがウチでは最も大きい稚魚池。この面積ですので端から


長網を引いてくるだけでも相当な時間が掛かってしまいます。結構な重労働です。

_MG_2006.jpg

2人掛かりでゆっくり網を引く事30分。やっと一箇所に鯉を集める事が出来ました。

_MG_2023.jpg

ここには三色を放してあるのですが、大きめの稚魚池ですのでまぁその数の多い事!


このワラワラ一尾一尾に目を通していくのですから、どんなに錦鯉が好きな人でも


目が疲れて終日はやれないでしょうね。生産者だからこそやり抜ける作業なんです 笑

_MG_2030.jpg

こうしてある程度の量を手網に取り、ここから赤棒や白棒、墨質の悪いべっ甲などを


はじいていきます。第一選別段階ではまだはっきり模様が出ている鯉が少ないため、


全体的に緩めに仕分ける事となるのですが、例えばこちらの鯉達を選別してみると…

_MG_2071.jpg

はい。なんと残るのは一尾のみ。緩めの選別でもこれくらい絞り込まれるのですから


いかに最終的に商品となる程の質を持った錦鯉が少ないかが伝わりましたでしょうか。


三色の場合は真っ黒に見えても墨の下に緋が隠れている場合があるため、ひとまずは


上(鼻先)と下(尾の付け根)が白く切れていれば取っておいて見るという感じです。


こうして白地を見せながら左右にバランスよく緋盤が載る鯉は本当に少ないですね…。


しかも成長につれてこの模様も変化していきますので、秋までにどうなる事やら。

_MG_2075.jpg

きっちり計った訳ではありませんが、感覚的には選別の度に残る鯉の割合は1割未満


くらいだと思います。秋までにどの池も大体3回程度は網を引きますので、そうなると


池上げまでに残る鯉は全体の0.01%くらいでしょうか。その中でも上下が出ますから、


いわゆる頭(カシラ=品評会などに使えるくらいの優良品)周りともなれば一池から


数本出るか出ないかと言った具合なのです。何万本の中からわずかに数本、ですよ?


これらが錦鯉が「泳ぐ宝石」と言われる由縁なんです。鯉も大変だよなぁ、ホント。


今日無事に残った鯉だって、次回の選別で再び池に残れるかどうかはわかりません。


う~ん、なんだか人生の縮図を見させられているような気がするなぁ… 笑

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コメント
この記事へのコメント
ベンさん こんばんは
網を引いた状態でいっぱいいる~と喜ぶのが私で、選別でこの1匹を残すのが、さすがプロですね。
産卵からここまで、更に秋までの手間を考えたら、鯉を買う時パッと見て「この当歳はどうのこうの、高い安い」なんて言えないなと反省です。
暑い日が続きますが頑張ってください。宝石を楽しみにしています。
2011/07/19(火) 23:22:16 | URL | 鯉太郎 #-[編集]
Re: タイトルなし
鯉太郎さん

温かいお心遣い本当にありがとうございます。
確かに錦鯉の生産は大変な手間が掛かりますが、
だからといってそんなに硬くならなくていいですよ(^^
温かい言葉と同じくらい、時に頂く厳しい御意見も貴重なのですから。
そこから自身の仕事や錦鯉を向上させる手がかりが掴める場合もありますし。
どうかフラットな目線で今後も錦鯉と接していって頂けたらと思います。
シーズンはまだまだ序盤。連日の猛暑にもめげず頑張りますよ!
そちらもどうか熱中症などにはお気をつけ下さいね。
2011/07/20(水) 20:10:33 | URL | ベン   #-[編集]
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