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感染症検査開始
2010年10月25日 (月) 18:58 | 編集
朝から冷たい雨が降り続き、魚沼は一気に冬めいてきました。


明日は山あいなどでは雪が降るかもしれないとの予報。長い冬がもうすぐ始まろうとしています。


今日から全日本錦鯉振興会という団体のガイドラインによる錦鯉の感染症の検査が始まりました。


検査は春と秋の年2回。団体の所属会員の多くはこの検査を受けますが、基本的には任意検査。


他のしかるべき検査施設で検査を済ませている様な場合、今回の検査を受けない事も可能です。


無菌状態で飼育された無菌鯉を生産者の生簀に同居させ、各魚病の検査を行うのです。


これがその無菌鯉です。かなり小さいですが、これでも2才です。



この鯉達と自分の所の鯉を三週間同居させた後、検査センターに送り詳しく調べてもらうのです。


今でこそ当たり前となったこれらの魚病対策も、一昔前まではこれほど厳しくありませんでした。


しかしながら数年前、国内にKHVという魚病が入ってきたために様相が一変したのです。


KHV(コイヘルペスウイルス)とは鯉のみが感染する極めて致死性の高いウイルス性の魚病です。


2003年に霞ヶ浦の養鯉池で鯉の大量死を引き起こした後、全国各地で確認されるようになりました。


水を媒介とし、主に20~25℃の水温でエラぐされ・眼の落ちくぼみといった病状を示す場合もあれば、


健康そうに見えるのに前触れも無くいきなり死亡する場合などもあります。


かろうじて生き残った鯉の体内にもウイルスが残る事が近年明らかになってきており、


その鯉が再び感染源になるなど非常に厄介。完全に予防する方法は今のところ無いようです。


一度KHVが出ると感染場所からの鯉の移動禁止・感染鯉の処分・全面消毒などの措置が取られます。


まさに最強最悪。養鯉業界にとって現在最も恐れられている魚病、それがKHVなのです。


よって毎回の検査は、ほぼKHV感染の有無を調べるためのものと言って差し支えないと思います。


もちろんまだ国内未確認の魚病などもあり、それを調べる上でも重要な検査なのですが。


ちなみに当養鯉場では検査開始以来ずっと陰性結果を頂く事が出来ています。


今後も品質管理には十分に注意しなければ。


検査機関に送る鯉を選び、無菌鯉と一緒に大きな生簀に放します。

_MG_84170004.jpg

同居が済んだのち検査鯉をセンターへ送り、来月半ばに通知される検査結果を待ちます。


今までずっと陰性だったとは言え、結果が出るまではやはり落ち着かないものです。


一般の方でも錦鯉を飼われる場合いくつか気をつけて頂きたい事があるのですが、


それだけで文章量がエライ事になるのでそれらは明日改めて書かせて頂きたいと思います。


とにかく無事に陰性結果が出る事を願うばかり。吉報を待ちたいと思います。



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