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与太話
2011年08月10日 (水) 23:51 | 編集
夕方から厚い雲が張り出し小雨もちらついた魚沼。豪雨以来は久しぶりの雨でした。


立て鯉池でどうしても発生してしまう望まぬ稚魚達「与太郎」今回はその考察です。


今日の一枚。お昼過ぎ、市役所の方と共に野池の方に行ってきました。その理由は


今回の豪雨被害の箇所を確認し、今後の復旧作業へ速やかに繋げていくためです。


濁流で崩れたウチの池の川傍。出来るだけ早く修復作業に取り掛かって欲しいな…。



さて、そんな本日は立て鯉池で発生していた与太郎達の駆除作業を行いました。


「与太郎とは何ぞや?」と言う方もおりますでしょうから簡単にご説明しますと、


大きな鯉達が入っている池の内部で雄と雌が混じり、採るつもりのない稚魚達が


発生してしまう事があるんですね。これを与太郎(=のろま、役立たずの意)と


養鯉業界では呼んでいるんです。こいつらが出てしまうと本来伸ばしたい鯉が


食べるべき餌を横取りしたり、水中の酸素を多量に消費するなど鯉の成長にとって


とにかく良い事が何一つありません。その為、出来てしまった与太郎は可能な限り


池から弾き出して中の環境を整えてやる必要があるんですね。重要な作業なのです。


こうして鯉達を刺激しないように静かに網を引いていき、池をぐるりと一周します。

_MG_0083.jpg

中には当然大きな鯉も入っていますので、網に掛かった場合は丁寧に外へ出します。

_MG_0085.jpg

網を引いてみると当初想像していた以上に与太郎がどっさり!とんでもない数です。


こいつらがもし池に居座り餌を秋まで食べ続けたと思うと…背筋が寒くなりますね…。

_MG_0092.jpg

引いてきた与太郎達。今日は三枚の池を網で軽く引いただけなのですが、この状態。


様々な雄雌が入り混じってますので、中には面白い変わり鯉の様な鯉もチラホラ。

_MG_0145.jpg

これだけの数が居る与太郎ですが、意外とモノになるような鯉はあまり出ません。


通常ならば稚魚は稚魚だけで池に放しますので、中の環境は当然安定しています。


一方彼らは親鯉の居る池で成長する事を強いられるため、中の生存競争が厳しく


体質の強い白無地や赤無地などが残り、体質の弱い段模様などの鯉は駆逐されて


消えてしまうのです。結果として残るのは模様の無い半端鯉ばかり、という訳です。


まぁ通常とはイレギュラーな交配をしてますので稀にここから思わぬ拾い物が


出たりもしますが、やはり与太郎達は歓迎されませんね。悲しき鯉達なのです…。

_MG_0148.jpg

今日引いた分の池では大部分の与太郎達を綺麗に出来ましたが、まだ他に姿が


見える池があるのでそこも出来るだけ早く綺麗にしてしまわなければなりません。


無駄飯ばかり食べてすくすく大きくなる彼等。何とか早めに池から退場願わねば…。


もっとも、彼らにしてみれば少し生まれる場所が違っただけなのにこれだけ露骨に


扱いが違うんですから内心はたまったもんじゃないと思ってるかもしれませんね。


まだしばらくは彼らをどかす作業が続きそうですから、次回は少し別の視点から


この与太郎について掘り下げてみようと思います。与太話はまだ終わりませんよ 笑

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コメント
この記事へのコメント
暑い中ごくろうさまでした
確か、昨日やると言ってましたよ~
しかしまぁ~沢山いましたね…

2011/08/11(木) 07:49:27 | URL | レッズ #-[編集]
Re: タイトルなし
レッズさん

昨日は本当に暑かったですよ~
作業中に父が熱中症になりかけて
慌てて家に戻ったくらいでしたから。

まぁ頑張ったかいもあって池は随分
綺麗になりましたけど、この数には
さすがに閉口しますよ…。
2011/08/11(木) 18:39:45 | URL | ベン   #-[編集]
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