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雌親ヒストリー 昭和編
2012年03月17日 (土) 19:45 | 編集
さて、本日は来月号の鱗光に掲載する鯉の選定作業などをしていたのですが最終決定には


まだ時間が掛かりそうですので今回は順繰りに来ていた雌親の話をしてみたいと思います。


一生産者の前に無類の鯉吉(=鯉吉:心底錦鯉が好きな人への敬称)でもある父は、見所が


僅かでもある!と感じた鯉に関しては半ば採算度外視で立ててしまうという少し困った気質の


持ち主。仕事云々というよりは自分の見たい鯉を作るため生産者になったと言った方が適切な


くらいの人物なのですが、その気質が時として思わぬ様な成果をもたらす事があったりします。


それが例えばこの昭和の雌親。外見上はそれほど整った鯉とは言えませんので人によっては


親として使う事をためらうかもしれませんが、実はこの昭和、母親が118cmの緋鯉なんです。


幼魚の時に縁あってウチに来た数本の中から唯一雌となったこの一本を親に使いたい!と


立て続け、一昨年4才になった時点で採った仔は他の鯉に比べると体の伸びや造りが特に


際立っていた様に感じました。鯉の見所を徹底的に求める父の執念が実を結んだ結果です。


一昨年は出した卵が少なく、去年は水害で昭和の池がほとんどやられたため尾数はあまり


居ませんが、それでも残った仔達の姿を見れば採りたいと思わせてくれる親鯉となりました。


可能性を感じたら、挑戦して、工夫して、やり続ける。人生のお手本が詰まった一本なのです。



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コメント
この記事へのコメント
期待できそうですね.
和田昭和期待しています。
此方までワクワクして来ますね、こんな物語には。
秋を楽しみにしています。
2012/03/18(日) 14:54:39 | URL | decodeco1950 #-[編集]
Re: 期待できそうですね.
decodeco1950さん

ウチだと採っている御三家の中では三色の比率が一番高いのですが、
父は素質があると見れば何でも立ててしまう気質なので困ってますよ 笑
まぁそれがためにこうした鯉も出来るので養鯉とは奥深いものです。
ここからどんな血統が仕上がるか、ぜひ楽しみにしていて下さいね。
2012/03/18(日) 16:34:49 | URL | ベン   #-[編集]
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