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ご挨拶
2010年12月08日 (水) 19:22 | 編集
和田養鯉場通信に足をお運び頂きありがとうございます。当ブログを配信している


筆者「ベン」こと和田卓です。和田養鯉場の五代目生産者として養鯉業に携わり出して


まだ日は浅いですが、今日では世界中に熱烈なファンを持つ日本有数の伝統工芸品


「泳ぐ宝石」こと錦鯉が、一体どの様に生産され社会に送り出されるのか、生産者は


どのような事を考えながら生産現場に立っているのかといった事を皆様に伝えるべく


2010年の秋から隔日更新のペースでブログ記事を配信しております。これが私です。

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皆様が「錦鯉」と聞いてパっと頭に思い浮かぶのはどのような事でしょうか。一匹が


物凄く高そうとか、あるいは赤・白・黒のカラフルな魚のイメージが思い浮かぶのでは


ないかと思います。そういう意味では、錦鯉は既に相当に高い認知度を誇っています。

■ 野池を泳ぐ錦鯉。春先から初夏に掛けて泥池に放した直後に見られる光景です。
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しかしながら、実際に水槽や庭池で錦鯉を飼った経験がある方となると今度はかなり


その人数が限られてくるというのが現在の日本における実情ではないかと思います。


「錦鯉って庭じゃないと飼えないんでしょ??」というのは実際、私自身が様々な所で


錦鯉の話をさせて頂く際にかなりの頻度で頂くご質問のひとつなのですが、鯉の場合、


自身の成長速度を入れ物に合わせる様な性質があるため広い池に放せば大きく丸々と、


小さな水槽に入れれば長期間小さなままでという具合に、飼育方法によってある程度


その大きさを調節する事が出来ます。また全ての錦鯉が高価という訳では決して無く、


一尾数百円という商品もペットショップやホームセンター等で普通に流通しています。

■ 鯉の表情を間近で見れるのも水槽飼育の魅力のひとつ。カワイイんですよ~ 笑
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その他に200年以上も生きた鯉の話や、今では100種類を越える品種改良の歴史だとか、


面白い話題に事欠かないのが錦鯉の世界なんです。意外と楽しそうじゃありませんか?

■ 品種改良の系統図。真鯉始まりの左端から右端までで大体250年くらいだったかな。
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ただ大変に残念ながら、こうした錦鯉にまつわる数々の話題も例えば近所に仲の良い


養鯉場(=ヨウリジョウ。鯉の生産・販売を行う施設)があったり、家族の誰かが実際に


錦鯉を飼っていたりという様な状況でも無い限り、多くの方が実物に触れたり、錦鯉を


知ろうとする機会そのものが現状はほとんど無いんですよね。例えばファッション誌を


見ていて鯉の記事が目に入るなんて事は無い訳です。あれば絶対に目立つのになー 笑

■ 業界紙のひとつ鱗光。私はここで新潟通信という連載を書かせて頂いています。
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なんて勿体ないんだ!これが私が家業を継ぎ、仕事を通じて錦鯉や業界の事を色々と


知っていく中で強烈に芽生えた錦鯉や鯉の生産者という仕事に対する率直な印象です。


100種類を越える品種のバリエーションがあり、低価格から高価格帯までの商品があり、


世界中に熱烈なファンが居て、大きくも小さくも飼えて、優雅さと愛らしさを備えた観賞魚、


それを生み出す生産者の技術力…。どれひとつ取ってもそこに至るまでのストーリーが


自然と溢れ出てくる様な逸材の存在が、これ程まで世間に伝わっていないのはもはや


大きな社会的損失なのではないか…。少し大げさですがそんな風に思えてなりません。


ひとつ確信的に言えるのは、まだ誰も手を付けていない錦鯉を通じて出来る面白い事が、


いくらでも数限りなくあるという事です。もの作りを生業とする人間にとって、これ程燃える


状況というのはそうあるものではありません。そのためにも、日々錦鯉の飼育技術を磨き


自身の経験と見識を深め、広く世間に魅力を伝えるための手立てを講じ、実行していく事。


これが現在の私の理想の仕事像となっています。錦鯉発祥の地、新潟で数百年に渡って


受け継いできた文化を更に深化・発展させるために自分に何が出来るか。常に体と頭を


フルに使って考えて行こうと思います。ささやかですが、その様子を今後もブログ上にて


綴って参りますので引き続き応援の程、よろしくお願い致します。  2015年 和田 卓


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コメント
この記事へのコメント
こんばんはぁ~

男前ですな(^◇^)
今後ともよろしくお願いします

「人は何かの『縁』によって出逢い、親しくなれば『円』となり、より関係が深まれば『宴』となる。」

の言葉はいいですね~~
2010/12/08(水) 20:20:41 | URL | レッズ #-[編集]
こちらこそよろしくお願いします!
レッズさんへ

いやー、半笑いの写真ばかりで正直アップするのを何度ためらった事か…(^^;
用事で今まで少し出てきたので、また後で写真を少し追加する予定です。
写真一枚じゃどんな人間かよくわかりませんからね 笑

縁→円→宴は端的ですけど、凄く深い言葉ですよね。
それこそこうして、レッズさんとやり取りさせて頂いているのも何かのご縁。
宴となるよう、今後ともぜひよろしくお願いします!
2010/12/08(水) 23:39:48 | URL | ベン   #-[編集]
はじめまして
はじめまして。
レッズさんのネット鯉友で、茨城のオジマと。申します

品評会見学も擦れ違いで、未だお会いしてません。

レッズさんのリンクからこちらのブログを拝見させて頂いてます。

私の方も宜しくお願いします。


2010/12/10(金) 10:43:51 | URL | オジマ #6608Ouas[編集]
オジマさんはじめまして!
メッセージありがとうございます!
新潟南魚沼にある和田養鯉場で錦鯉を生産しているベンと言います。
つたないブログに目を通して頂き本当にありがとうございます。

右田さんの三色、元気になったようで良かったですね(^^)♪
ウチも調子の良くない2才が何本か居まして中々苦労している最中です。

オジマさんのブログも今後は折につけて拝見させて頂きたいと思います!
つきましてはウチからオジマさんの気まぐれ日記の方へ
リンクを貼らせて頂きたいのですが、大丈夫でしょうか?
お時間のある時にお返事頂ければと思います。

まだまだ錦鯉生産に関わり出した若輩者ではありますが、
今後とも是非よろしくお願いしますね!
2010/12/10(金) 16:08:48 | URL | ベン   #-[編集]
ベンさん、こんばんは
私のブログにもご訪問ありがとうございました。
相互リンク、こちらこそ宜しくお願いします。
2010/12/10(金) 21:07:51 | URL | オジマ #6608Ouas[編集]
はじめまして
唐突に失礼いたします…
はじめまして、私、アンナと申します。
実は先日BS番組で錦鯉の特集を見ていて、錦鯉の美しさ、歴史、養鯉家の方の心意気に深く感動致しました。
今日何とはなく、それを思い出し、インターネットで錦鯉について検索したところたまたまベンさんのブログに巡り合いました。

実は私も地方出身で現在東京都内の四年生大で勉強中、本年は就活生なのです。
故、まさに今就職に関して、迷走中なのですが(汗)
しかし、ベンさんのように地元へ帰郷し、頑張っている姿はとても素敵だと思いました。

また、大変な事も多いと思いますが、無知の私から見ていて、美しい錦鯉を生み出せる職業に就けること、とても羨ましいです笑

普段失礼もあると思い、通りすがりであまりコメントは残さないのですが、これもまたベンさんの仰る「縁」なのかなぁと思い、コメントさせて頂きました。
よろしければまた訪問させて下さい!
 
そちらは雪でとても寒いと思いますが、お仕事頑張ってください^^*
失礼いたしました!
2011/01/10(月) 15:15:29 | URL | アンナ #wKydAIho[編集]
Re: はじめまして
アンナさん

アンナさんはじめまして。暖かいコメントありがとうございます!
現在大学四年生ですか(^^;。自分の時の事を振り返ってみると、
地元に戻るか東京に残るか、本当に悩んだ時期だったと思います。
状況も自分の時より更に厳しいでしょうが、力を入れ過ぎずに頑張って下さいね。

自分は養鯉業者としてはまだまだ駆け出しで大した仕事が出来ていませんが、
それでもようやく養鯉と言うこの仕事にやりがいが見出せてきたところです。
実際に体を動かしてみてはじめてわかる事って、結構多いんだなぁと思います。

BS番組の話、去年からたまに言われるんですが、自分は見れてなくて 笑
ですがこうしてお話が出来ているのもその番組のおかげな訳ですから、本当に面白いですよね^^
ぜひまたお時間のある時に遊びに来て下さい。お待ちしてます↑↑
2011/01/10(月) 17:03:35 | URL | ベン   #-[編集]
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