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九人会勉強会② かね蔵養鯉場さん編
2010年12月11日 (土) 14:49 | 編集
午後にかけて徐々に薄暗い雲が立ち込めてきている魚沼。気温も下がってきたように感じます。


居間では婆ちゃんが先日炒った胡桃を割っています。ひとつひとつ、壊れないように丁寧に。


パキッという殻が割れる小気味いい音だけが部屋に響きます。緩やかな時間が流れていました。



先日に引き続き、今日も九人会の勉強会で見てきた事・感じた事をお伝えしていこうと思います。


斉藤養鯉場さんを見学した後に向かったのが、魚沼市堀之内地区にある「かね蔵養鯉場」さんです。


こちらがオーナーの小林正さん。レンズを向けると満面の笑顔で応えてくれました!

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このような室内生簀が一棟に、その周辺に野池が1町5反歩ほどあります。

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小林さんの所は錦鯉を始めた時から昭和一筋。もう40年以上も昭和を取り続けていらっしゃいます。


こちらは今年生まれた当才(1才)達。このマスには3000匹ほどの尾数が入っているとの事です。

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こちらが2才のマスです。昭和は墨が出るまで時間がかかるため、まだ墨が見えない鯉も居ますね。

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錦鯉の話をしている最中の表情です。レンズ越しにも真剣さが伝わってきます。

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色々なお話を伺った最後に、なぜ昭和にこだわって取り続けているのですか?と聞いたところ、


「稚魚の黒仔拾いから飼育が始まる昭和は、他の品種に比べても手間のかかる品種だと思う。


だけどその分育てた一匹一匹に愛着が湧いて、墨が決まった時は本当に嬉しいんだ。」とのお答え。


少し専門的な話になってしまうのですが、この昭和という品種は卵から孵化した稚魚全体のうち、


一部の「黒仔」と呼ばれる体全体が黒い色素を持った固体しか飼育しないのです。


これを拾い出していく作業は本当に大変な仕事。何日間も豆粒以下の稚魚達と睨めっこが続きます。


また、その他の色素を持たず生まれてきた稚魚達はその時点で錦鯉としての一生を終えます。


近代日本が格差社会だと言われるようになって久しいですが、錦鯉の世界はまさに超格差社会。


「質・模様が悪い」という事だけで(まぁ錦鯉にとってはこれが存在理由の全てとも言えますが…)


本人の都合などお構いなしにその後のほぼ全てが決まってしまうのです。駄目な側なら…です


ゆえにそれらの競争を勝ち抜いて商品となった一部の鯉達は「泳ぐ宝石」などと称されるのです。


錦鯉達がもし話せたら、その辺の居酒屋どころじゃない数の愚痴が聞こえてきそうですね


ここでは昭和の飼育や魅力について大変勉強させて頂く事が出来ました。小林さんに感謝です


九人会レポートばかりでは退屈でしょうし、この続きは折にふれて書いていこうと思います。


それではまた次回をお楽しみに!



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