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九人会勉強会④ 桜井養鯉場さん編
2010年12月17日 (金) 22:30 | 編集
一時の寒気はどこへ行ったのでしょう。今日の魚沼は気持ちのいい青空が広がりました。


見上げれば澄んだ冬空はどこまでも青く高く、つかの間季節が逆戻りしたかのよう。


しばし外でお日様を浴びていました。こういうなんでも無い様な時間を大切にしたいものです。



さて、もはや今月の連載記事となっております地元生産者組織「九人会」での勉強会報告、


ようやく半ばまでやってまいりました。今日もそちらから一筆書かせて頂きたいと思います!


先日更新のやまや養鯉場さんを出た後に向かったのが、魚沼市青島にある桜井養鯉場さんでした。


こちらがオーナーの桜井彦兵衛さんです。

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メンバーの中でもご高齢な方でいらっしゃいますが、その養鯉にかける情熱は衰える事を知りません!


桜井さんの所では浅黄(アサギ)をメインに、御三家(紅白・三色・昭和)と光物を取っています。


ここで作出された浅黄はヨーロッパの錦鯉大会で05.07.09と三度も優勝している実績があり、


あちらの愛好家からわざわざ日本まで感謝状が届いたという話があるくらいの一品なのです。

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ちなみにこちらが浅黄。整然と並んだ藍色の鱗と、頬と体の脇にあがる緋がポイントの錦鯉です。

_MG_86550001.jpg

ここ魚沼地区は昔からこの浅黄を作出する産地として知られています。


その歴史は古くかつて、錦鯉発祥の地である山古志がそうであった様に、ここ魚沼地区でも


鯉は主に農民達が食料の乏しくなる冬を乗り切るための食用目的として飼育されていました。


地区に流れる魚野川で「浅黄真鯉」と呼ばれる、黒鯉に近いような鯉を取っていたようです。


この浅黄真鯉が突然変異を起こし、今の浅黄種の祖となる青い体色を持った鯉が生まれました。


以来改良が進み、現在の浅黄種は整然と並んだ背中の鱗模様を楽しむ鯉として知られています。


浅黄種は他品種の作出にも大きく貢献しており、いわば錦鯉の祖ともいえる品種なんですよ。


桜井さんのハウス内をメンバー皆で見学している様子です。

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水が揺れて上手く撮れませんでしたが、質の良い浅黄が多く見られました!

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ウチでも以前までは取っていた浅黄ですが、話を聞くと知らない事もたくさんありました。


そんな桜井さんに今後のどんな錦鯉を作って行きたいか伺うと、


「まだまだ納得の行く浅黄が作れていないんだ。緋質が良く体が90cmを越えて伸びるような、


そんな鯉を作ってみたいね。模様なんかはシンプルな品種だけど、その奥は結構深いんだぞ。」


という答えが返ってきました。齢80を過ぎてもこのやる気。なんという情熱でしょう!


少し唐突ですが、皆さんは将棋界の羽生善治氏をご存知でしょうか。


史上三人目の中学生棋士として華々しいデビューを飾り、以来棋界に君臨する羽生氏。


その活躍ぶりを見れば、氏の持つ「才能」に対して疑いを持つ人はまず居ないことでしょう。


そんな氏が以前、テレビの取材で自身の才能について聞かれた時に口にした言葉が印象的でした。


「才能とは、努力を継続できる力」である、と。


天才と言われ、今まで結果を出し続けている羽生氏が言うとやはり重みがありますね。


羽生氏や桜井さんのように、ずっと何かを続けている方々はやはり凄いんだなと実感しました。


養鯉に関わり出してまだ半年そこらの自分。「継続は力なり」で今後も頑張らなくては。



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